母子像東京大空襲・戦災資料センター

来館された方の感想ノートから

センター2階の「感想ノート」には、毎日多くの方が記入されています。今回は、リニューアルオープンして迎えた初めての夏休みの時期など、昨年の7月以降の感想文から引用させていただきました(08年2月に発行された『戦災資料センターニュース No.12』より転載)。


子どもたちから

京大空襲で残ったピアノを見て、このピアノは残ったけれどほかの物はすべてもえてしまったと思うと、これからはこうならないよう、大人になってもがんばろうと思いました。[埼玉県 Tさん(11歳)]

の時戦争なんて無ければ、東京に住んでいる人も平和で生きていたかもしれない。これからも、「平和」というものを世界のみんなでみちびき、争いの無い世界をみんなで作っていく事が大切だと思います。[福島県小6年生 H.I.さん(女性)]

んそうは、にどときてほしくありません。平和がやっぱり一番です![江東区立第三砂町小学校4年 O.Y.君(男性)]

いごにビデオを見ました。とてもこわくて鳥はだが立ってしまうくらいこわかったです。本当にこういうことがあったということは、しんじられないくらいこわいです。せんそうはとてもこわいので、にどとおきてほしくないと思いました。[4年生 T.H.さん]

めてこの資料センターに入館しました。どこを見ても悲しい写真でびっくりしました。赤ちゃんや子どもまで…。もし死んでなかったら、明るい未来が待っていたのに!![5年生 M.C.さん]

ごく感どうしました。こうゆうしせつをつくってくれてありがとうございました。[南行徳小学校6年]

法第9条はやっぱり変えてはいかんと思いました。大空襲と原爆と日本は色々なことをけいけんしている国なのですから!![都立高校2年生 R.S.さん]

争を体験していない。知らない事を、知らないまま過ごしてはいけないと思いました。戦争を二度と起こさないために、知識は必要だと思いました。二度と繰りかえされてほしくない。[Oさん] 再び、みたび]

再び、みたび

戦の日を前に決意して、このセンターに来ました。余りのむごさに言葉もありません。母が空襲に遭い、翌日言問橋のたもとを呆然と歩く母子の姿が何年経っても頭から離れないと言っていました。命、生活、身体や心に残る傷、戦争で失うものは計りしれません。権力者にほんろうされることのない様に、今こそ戦争にNOを突きつけていきたいと思っています!! 3階展示の鎌田さんの娘さんと同じ名前(早苗)です。

12月にイベントをやるので、その下見に来ました。やはり、ここは宝箱です。どのように上手に言葉で伝えても、伝わらないときがあり、落ち込みます。でもここに来て話せば、もっともっと多くのことが出来ます。[M.Y.さん(26歳・男性)]

三、再度当館に来たが、まったく別の感がしました。あの時主人が死に、娘が生きて私と共に今がある。88歳3ヶ月、娘は62歳。そのおかげというが、国からは何の慰めも。別に今の私は欲しいとは思わないが、歳をとったことが情けない。戦争って何なの? 戦争って何だったの? 私には何も解らない。あの日の死人の山は何だったの?[無記名]

片としてしか知らなかった東京大空襲の資料を、このように集められた方々に感謝。沖縄戦の悲惨と重ねて、戦争の犯罪を心に、わたしたちの皮膚の上でなく、深く体の中に刻み、平和を作り出すために働きたく思います。[大田区 I.Tさん (牧師)]

い休暇のあいまに、来てよかったです。ルメイ氏の授勲は知りませんでした。被害者の方々の思いを考えると、はらわたがにえくりかえります。この夏、ここを訪れたベルギー人の友人が、ここが日本人にあまり知られていないようだと、残念がっていました。[在ベルギー Y.Y.さん]

の兄弟8人は東京にいて家をやけだされましたが誰ひとり死ぬこともなく、生きることができました。そのうらには、たくさんの犠牲者がいたのでした。その想いをこめて、この資料館に来ることをみんなに勧めていきます。[無記名]

この訴えている意味を、もっともっと分かりやすいことばで、東京の住民が、主婦が、誰もがメカニズムを語れるようにするために、散歩のようにこの資料センターを訪れたい。[無記名]

焼失地図ノートの感想より

界の空襲地図をみていて、第二次大戦中に、同盟軍がエチオピアを攻撃した。隣国リビアには仏軍がいたから判りますが、黒い人々の国エチオピアに何故?途上国の人々が人として認められず犠牲になっていく、戦争の兵士として、金で雇われて殺されていく。金持ちや権力者は、月へ出てでも生き延び、多くの人間の生命を足蹴にして生き延びるのかと思うと、怒りと戦う活力がうまれてくる。そんなことを感じた一日でした。[港区 Oさん]

学の課題で、見学に来た私は驚かされました。こんなにもハッキリとした情報が、人知れずにあるということに。この戦争をしっかりと踏み台にして、生きていくことが大切だと思います。[駒澤大学 N.H.さん(男性)]

図。この地図はよく出来ていて、とてもいいと思います。もっと空襲の事を知りたいです。[6年 H.Y.さん]

がもし、こんな体験をしたら、いま生きのこれません。地図で見て、こんなに町が焼けて、人が亡くなって、本当に大変だった。[無記名]