来館された方の感想ノートから
センター2階の「感想ノート」には、毎日多くの方が記入されています。今回は、リニューアルオープン2年目を迎えた、3月以降の感想文から引用させていただきました(08年7月に発行された『戦災資料センターニュース No.13』より転載)。
主人と一緒に見学に来ました。私は平和な時代に生まれ、幸せに生活していますが、過去にこんなにも悲しい思いをなさった人々の気持ちを思うと、絶対に戦争の恐ろしさを忘れてはいけないし、語り継いでいかなくてはならないと思います。[(35歳・女性)]
63年目にして、貴重な写真が出てきたと朝方のニュースで報じていました。今の墨田区二葉小学校の焼失跡を撮影したものだとかいうことです。まだ戦争は終わっていないんですね。関わりのある人達が生存する限り。来年、また参ります。気力体力の続く限り…。[千葉県 N.Y.さん(37歳・女性)パート介護士 夜勤明けで参りました]
このような資料館を多くの人が見て、私たちが後世へと伝えていかなければならない。[岩手県 Y.M.さん(21歳・女性)]
昨日につづき息子を連れて今日又来ました。“百聞は一見にしかず”自分の目で見て、感じとってもらいたいと思います。見学した子ども達が、平和について考える入口としてこのセンターはとてもよい施設だと思います。[I.Y.さん(女性)]
3人の娘を連れて来ました。今、空襲がおこったらどうやってこの3人の子を救えるか。様々なもの見学して身につまされました。背中や腕で死んでいく我が子をみなさんは一生忘れずにいかれていったと、本当につらく胸につきささりました。[T.T.さん(女性)]
二度目の来訪です。戦後生まれですが、両親や親戚は戦中、生き抜いております。友人などが亡くなったそうです。何度聞いてもカーチス・ルメイの一件は腹が立ちます。勲一等ですよ!![多摩市 T.K.さん(50歳・女性)]
私の母は、当時北区に住んでおり、私が小さい時から戦争の話をたくさん聞かせてくれました。その中でも「3月10日の東京空襲は、広島や長崎と同じくらいひどかったのよ」と言っていました。今私も40歳になり、中2、高2の娘たちに戦争の話を聞かせて育てました。平和について考えていると思います。[調布市 W.K.さん(40歳・女性)]
言葉で表すことが出来ない複雑な心境です。私は戦争の事は今日のようなテレビや本、資料館でしか知ることが出来ません。しかし、事実はどんな形でも後世に伝えていくべきと思います。子供がもう少し大きくなったら連れて来ようと思います。[Y.T.さん(37歳・男性)]