戦災資料センターニュースNo.43 より転載 —
大人の部
◎南砂で先祖代々住んでいました。10代でここを離れました。大人からは空襲のことを沢山聞かされましたが、その資料が集まっていて、貴重だと思いました。祖父母を含め、地域の人達がひどい思いをした記録をずっと残して欲しいです。国ではとうていできないと思います。(40歳代女性)
◎空襲は何気なく簡単に表現され、現代人に忘れさられそうです。ウクライナ侵攻での戦争が今の話題ですが、戦争に伴う悲劇がたくさんかくれているのでは?戦争(第二次世界大戦)等、近代史をもっと学校で取り上げるべきと考えます。私の頃は、年間のスケジュールの為か、近代の勉強時間がなくなり、抜けてると思いました。もっと教えるべき。(匿名)
◎戦争を何度経験しても繰り返してしまう人間の愚かさを、ウクライナ侵攻で改めて感じています。軍備増強が叫ばれて、戦うことへの抵抗感が薄くなり始めているように思えるこの頃。今一度戦争の悲惨さを学び、平和を追求する必要があると思います。(20歳代)
子どもの部
◎焼けてとけてしまったこうかやガラスびんを見ると、その時の悲惨さや恐ろしさを知ることができました。昔は戦争のせいで亡くなってしまった人が、大勢いたということをほかの幼い子どもたちに、伝えていって、戦争のおそろしさを伝えなければいけないのだと思いました。(小学5年生)
◎修学旅行じゃないと来なかったと思います。僕は戦争から目をそらしがちですが、ちゃんと直視しないといけない問題だと思います。今の戦争が一刻も早く終わりますように。(鳥取 K)
◎真っ黒に焼け焦げて亡くなった母子の写真や、生き残った人たちが描いた絵画を見ると、当時の様子が伝わってきた。特に2階にある爆弾の模型は、一つに38発の焼夷弾が詰まっており、それが32万発余り落とされたことを知ったときは、あまりの凄惨さに言葉を失った。私は戦争を知らない世代なので、このような酷すぎる空襲を二度と繰り返してはならないと後世に伝えていきたいと感じた。(高校1年)
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