(戦災資料センター・ニュース No.32より)
当センターは開館16年。維持会員や協力者の皆さんは、ずっと空襲体験者が主力でしたが、これからは非体験者が中心にならざるを得ません。
開館以来、初めての試練で、この大波を乗り切っていくためには、民主主義と社会正義に裏づけられた斬新な企画力が必要です。
センターは目下、内外の知恵を結集した展示リニューアルの検討中ですが、体験のない人たちにも受け入れやすいわかりよさと、感動的な展示――追体験できる想像力を喚起できるような、とは私の願いです。
しかし、限られた空間に、これを具体化するのは容易ではなく、さらに知恵を絞らなければなりませんし、予算も必要です。皆さん方のご支援をお願い致します。
ことしは、憲法9条の重大な危機になるやと思われますが、当センターは戦争否定と平和への希求を、積極的に発信して参りますので、よろしくどうぞ。
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