この平和といのちのバトンをきちんと手渡そう センターの増築完成、リニューアルへ

 07年2月1日(戦災資料センター・ニュース No.10より)
 くりかえし我れ叫びたし 再たび
 おかしてはならじ 戦争の愚を
 三人のお子さんを、「炎の夜」で失った森川寿美子さんの一首です。その森川さんがあの世に旅立たれた時を同じくして、戦災資料センターの増築工事完了。再開となりました。
増築募金をお寄せくださった多くの皆さん、呼びかけ人の方々、工事に苦労された方々に、心からの御礼を申し上げます。
 おかげさまで、センターはほぼ倍増し、特別展示も含めて、3月1日からリニューアル致します。開館から5年、新資料も集まり、若い研究者たちも育ってきましたので、より充実した体制で、維持と運営、発信が可能になりました。
 といいましても、どこからかの助成があるわけではなく、全くの民立民営ですから、まだまだの「綱渡り」です。維持会員を一人でも増やして、支援の輪をさらに…と願っています。平和といのちのバトンを、未来世代にきちんと手渡すために。

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