後世代の平和のために

 05年8月1日(戦災資料センター・ニュース No.7より)
 石の上にも三年といいますが、当センターも開館して三年。全国的にその存在が知られてきました。関西や東北から、修学旅行の生徒たちが多くなったのもうれしい悲鳴ですが、何分にも手ぜまなのが、悩みのタネです。
 そこで、この際、思い切って隣接地に増築したら、の声が出てきました。会議室を倍ほどに広げて、さらに展示や資料面の充実をはかれと。しかし、厳しい状況下に増築募金をお願いするのはどんなものか、と何度かの討論を重ね、やはり今しかないの結論になりました。その呼びかけ人として、社会的に著名な方々が加わり、女優の吉永小百合さんは、賛同の立場から、心のこもったメッセージをくださいました。当センターの意義と、これまでの実績によるものといえましょう。
 皆さんには、たび重なるお力添えに加えて、恐縮のきわみですが、後世代の平和のために、熱いご支援をお願いする次第です。

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