このイベントは、東京大空襲があった3月に、東京への空襲で犠牲となられた方々のお名前を読み上げるものです。そのことを通じて、犠牲者の一人ひとりがたしかに生きていたことを想い起こし、心に刻むとともに、その犠牲を追悼し、次世代に継承しようという取り組みです。2021年に実行委員会が結成され、戦災資料センターを会場として始まりました。
5回目となる2025年は下記要項の通り開催いたします。前回に引き続き、江東区の後援もいただきました。
◆開催要項
日 時 2025年3月20日(木・祝) 10時~17時
会 場 戦災資料センター
参 加 ※途中参加・退出OK
・読み手(名前の読み上げ) …会場またはリモート
・視 聴 …会場またはリモート ※3月中に録画オンデマンド配信も予定
参加費 読み手・視聴ともに無料
内 容 挨拶、詩の朗読、空襲犠牲者の名前読み上げ(約4,200人分の予定)、参加者同士の交流(感想や意見交換など)
※詳細はチラシにて →コチラ
◆参加申し込み
読み手 →Googleフォーム
ご視聴 →Googleフォーム
そのほか(読み上げてほしい犠牲者氏名の情報提供、ボランティア参加など) → tokyoraids@gmail.com
※お申し込みは当センターへのお電話・FAXでも受け付けております。
◆実行委員会からのメッセージ
東京には、沖縄の「平和の礎」のような、誰でも見られる形で空襲犠牲者のお名前を刻んだものはほとんどなく、都の犠牲者名簿も原則非公開で、犠牲者たちは「約10万人」と一括りにされがちです。
お名前を声に出して読み上げることで、その犠牲者たちを、名前があって、命があった一人ひとりとして、実感を持って現在・未来に伝えていきたいと考えています。
第1回(2021年)に410人分だった犠牲者のお名前は、前回(2024年)には2,790人にまで増えました。今回は、センターと同じ江東区にある地蔵尊の犠牲者名簿、多摩地区の犠牲者名簿などを新たに加え、約4,200人分を読み上げられる見通しです。
イベントを開催する3月は東京大空襲から80年、そして8月には戦争終結から80年の節目を迎えます。この機会に、80年前の戦争・空襲で犠牲となった人びとに改めて思いをはせ、現在そして将来の平和について考えてみてはいかがでしょうか。読み上げへのご参加、ご視聴、犠牲者のお名前の情報提供など、ぜひ、さまざまな形でこのイベントにご参加・ご協力いただければ幸いです。