戦災資料センター・ニュースNo.46より転載

―子どもの部―

◎戦争については色々なことを学んでいたつもりでしたが、資料・記事などを見聞きし、「感じる」ものがありました。知っていても、感じたことがないものを、理解できたような気がします。(17歳)

◎学校などでは、日本はただ戦争の原爆による被害を教えるが、実際は日本軍も爆撃をしていたという事実を初めて知りました。戦争は勝利すれば自国の利益になるとは思うが、それに伴う犠牲が大きすぎる、国どうしの対立に民間人まで巻きこんでしまう戦争は、良くないのだと再確認しました。ありがとうございました。(高等学校2年)

―大人の部-

◎「虎に翼」を見て、祖父が戦争体験の話をよくしてくれていたことを思い出し、戦争に向き合いたいと思い立ち、本日ガイドを受けにきました。

◎ 猿江恩賜公園の近くに住んでいて、毎日のように散歩しています。東京の川が好きでよく眺めてます。平穏そのものだった場所が、今日から見え方が変わりました。若い時は、怖い話を聴きたくなくて、祖父の話をしっかりきけていませんでした。今からでも、向き合って、自分が未来のためにできることを考えて取り組んでいきたいです。こんなに貴重な資料がたくさんあるこの場所が、本当にすごいと思いました。資料は想像力を維持するために必要なので、ずっとこの場所を守っていきたいと思いました。◎祖父母の足跡をようやく辿ることが出来ました。◎仕事の終わりにたまたま見つけることができたこの資料館に来館したことで、自分がどれだけ戦争に対し無知でいたか知ることができました。

◎ 自分達の国を守るために行う戦争。その結果がこれだというならば、どうすればよいのか。

何が正解なのかわからない。ただ民間人には手をだしてはならない。

なら軍人なら殺してよいのか?同じ人間なのに・・・

もう本当にわからない。できるならば外野でいたい。

人によって、国によって“平和“の範囲って異なる。

それをすりあわせるなんてできたら、国際連合がある中で戦争なんておこってない。

自分には何ができ、何が伝えられるのか。

改めて考えなおす必要がある、わからないからこそ。(H)

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