語り継ぎのカナメの持続に 維持会員を一人でも多く

 2010年2月1日(戦災資料センター・ニュース No.16より)
 戦後も65年。大きな節目を迎えました。東京大空襲の直接の語り継ぎは、限界に近づいたといえます。東京空襲を記録する会が結成されてからも40年、当時30代だった私も、男性の平均寿命に迫りました。
 これからは追体験の時代に入るわけで、語り継ぎのカナメともいうべき当センターの意義と役割が、より重くなりました。にもかかわらず、センターを支える維持会員の今後の減少が、とても気がかりです。
 センターの存在が周知されるにつれて、修学旅行の生徒たちは、年ごとに増えています。これは素晴らしいことです。平和の種まき作業をずっと持続させるために、「維持会員を一人でも多く!」と、願っています。歴史的な節目のことしが、会員倍増の年になれば…。といいましても、一人が一人でいいのです。身近な人たちに、お声をかけてくださって、まずはお一人を。よろしくお願いする次第です。

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