【16】東京大空襲証言映像マップが、
文化庁メディア芸術祭で受賞しました
2014年2月からセンターで常設公開している「東京大空襲証言映像マップ」が、第19回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門で、審査委員会推薦作品に選ばれました
証言映像マップは、大型のモニタ画面上で、5人の東京大空襲体験者による71エピソードの証言映像を、自由に視聴することができる装置です。
いわゆる空襲体験だけでなく、体験者が子供だったころの学校生活の話、あるいは、空襲後の混乱のなかで生活を立て直していく話など、誕生から戦争の時代をへて現在まで、体験者のライフヒストリー(生活史)を追体験するように、証言映像を視聴できます。
共同制作者の野口靖さん(東京工芸大学准教授)が開発した3D地図ソフトウエアc-locを活用し、8層の地図(1919〜2000年)で表した「東京の歴史」の時空間を、コンピューターの操作で自由に移動しながら、証言映像に耳をかたむけます。 証言映像マップは、野口靖さん、映像プロデューサーの早乙女愛さん、センター主任研究員の山本唯人、および、多くの方々の協力により制作されました。
戦災資料センターで、ぜひ作品を体験してみてください。
第19回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品一覧(PDF)
作品情報
東京大空襲証言映像マップ
Tokyo Air Raids Oral History Map
ディレクション 山本唯人
映像制作 早乙女愛 照屋真治
デジタルメディア・ソフトウェア 野口靖 増田純
制作協力 石橋星志 木村豊 嶌田修 中条幸子 山辺昌彦
研究助成 公益財団法人トヨタ財団
基図 国土地理院25000分1地形図より作成