【05】3月9・10日、ハープとシンセサイザーの演奏が行なわれます
戦後70年 東京大空襲・鎮魂演奏
ハープ・シンセサイザー奏者の八木健一さん・ゆみ子さんご夫婦が、今年も3月9日(月)・10(火)に戦災資料センターで演奏して下さることになりました。10日はテノール歌手の於保郁夫さんも参加して下さいます。
戦後70年 東京大空襲・鎮魂演奏
曲目:「椰子の実」、「アヴェマリア」、「祈り・光へ(鎮魂)」など
出演:ハープ・八木健一 シンセサイザー・八木ゆみ子 テノール・於保郁夫
日時:3月9日(月)《ハープ&シンセサイザー》 14時(1回)
3月10日(火)《テノール、ハープ&シンセサイザー》 13時・15時(2回)
会場:東京大空襲・戦災資料センター2階会議室
プロフィール
八木健一(ハーピスト)
小学生からアイリッシュハープを習いヨセフ・モルナール氏(ウィーン少年合唱団出身/日本ハープ協会会長)の薦めでペダルハープに転向。以後も同氏に師事し、桐朋学園オーケストラ演奏会(小澤征爾氏指揮)、名古屋フィルハーモニーオーケストラ、群馬交響楽団、東京シティーフィル等に参加。幅広い音楽活動を続け現在に至る。父の八木康二は東京大空襲を罹災した。そんな父のために、父が生前足繁く通った東京大空襲・戦災資料センターの主催イベントで、オリジナル曲を発表することになる(作曲は妻八木ゆみ子)。それが亡き父の意志を継ぎ演奏活動を始めた契機となった。現在、日本ハープ協会理事。
八木ゆみ子(ピアニスト・キーボーディスト・コンポーザー)
東京音楽大学器楽科ピアノ専攻を卒業後ウィーンにて研鑽を積む。現在はクラシックからポピュラージャズとアンサンブルを中心に、幅広く活動している。またミュージックセラピーではホスピス・病院・福祉施設等で音楽を通した触れ合いを続けている。常に「癒し」をテーマに自然と人との調和が感じられるような、曲づくりを行っている。また、自然とのつながりや平和への願いを込めてオリジナル作品を作曲、2008年東京大空襲のレクイエムCD「祈り・光へ」を制作し、各新聞社で紹介された。2010年3月にハープの八木健一とCD「水彩楽」を制作、2013年9月には石巻で「心の復興コンサート」を行った。
於保郁夫(テノール)
東京声専音楽学校卒業後、ドイツに留学。アーへン音楽大学で学ぶ。菊池清、下八川圭祐、中村健、鈴木寛一、フーゴ・ヴェーグナーの諸氏に師事。アーへン市立歌劇場において数多くのオペラ、オペレッタ、ミュージカルの舞台経験を積み帰国。藤原歌劇団や新国立劇場主催のオペラ『ルチア』『蝶々夫人』『椿姫』『カルメン』『トスカ』『アイーダ』『仮面舞踏会』『魔笛』等に出演し、日本オペラ協会公演では『春琴抄』『修禅寺物語』『袈裟と盛遠』等数多くのオペラに出演している。また第九ソロ、『メサイア』、モーツァルト『レクイエム』等の宗教曲を歌うと共に、毎年リサイタルを開催している。藤原歌劇団団員、日本演奏連盟会員。