【14】世界の子どもの平和像12周年のつどい
5月5日、世界の子どもの平和像12周年のつどいが開かれました
資料センター前にある世界の子どもの平和像(東京)は、2001年5月5日、東京の中学生と高校生が中心になり、被爆者や東京大空襲の被災者などの体験を学びながら、募金活動をおこない、現在の場所に建てられたものです。
広島平和公園の「原爆の子の像」について学んだアメリカの子どもたちが、1995年、その姉妹像を、最初の原爆実験がおこなわれたトリニティ・サイト近くのまち・アルバカーキに建設し、「世界中に子どもの平和像を!」と呼びかけました。
資料センター前の平和像は、その呼びかけに答えて、国内では3か所に建てられた平和像のひとつです(ほかの2か所は広島原爆ドームの向かい、京都教育文化センター)。
今年の子どもの日(5月5日)は、とてもいい天気にめぐまれ、建設運動に参加した高校生のOB・OG、その後輩の子どもたちなど、約40人が集まりました。
設立メンバーの岡安みほさんは、昨年のつどいをきっかけに、1年間、資料センターのガイドボランティアに参加して、たくさんの出会いがあったこと、出会ったひとたちに平和像の意味や戦争体験を伝えていくことの大切さを語りました。
資料センターとしても、こうした若い世代のみなさんといっしょに、伝える活動を広げいきたいと思います。センターには、毎年、たくさんの修学旅行生や子どもたちが訪れます。昨年からはじめた、センターのガイドボランティアも随時募集していますので、関心のあるかたはぜひご連絡ください。