【06】3月10日に「東京大空襲を語り継ぐつどい」を
カメリアホールで開催しました
当日の模様を写真で報告します
3月10日(土)、亀戸駅前のカメリアホールで「東京大空襲を語り継ぐつどい−−戦災資料センター開館10周年」を開催しました。
朝からみぞれ混じりの冷たい雨が降る、寒い1日となりましたが、定員400名のカメリアホールは満席。舞台の模様をスクリーンに上映する第二会場もほとんど席がなくなりました。おかげさまで予想をはるかに上回る盛会となり、関係者一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
センター運営に向けた維持会員や維持募金なども数多くお申し込みいただき、ありがたく思います。
【会場と開演前風景】
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【喜納昌吉が歌う】
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【開会挨拶】
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【東京大空襲を語り継ぐ】
この10年の戦災資料センターの歩みを、山本唯人主任研究員が写真を上映しながら駆け足で紹介しました
「戦災資料センターで学んで」のコーナーのトップは、江東区立毛利小学校の3年生二人による、作文の朗読
「ぼくが両親をなくしたら、自分を失いそうになると思います」という素直な言葉が、胸に響きました
続いて、雪深い福島県から、西会津中学校3年生の3人が、ビデオレターで登場。センターを訪れた体験を詩の形にまとめ、それぞれ朗読してくれました
戦災資料センターの正面に設置された世界の子どもの平和像。その建立までのいきさつや像に込めた思いを、相馬朋子さんが語ってくれました
平和像を取り巻く活動が、絵本『君はひまわり』となって出版されています
今年の「空襲体験を語る」は、日本橋で大空襲に遭った稲葉喜久子さんにお願いしました。おぶった幼子とはぐれてしまったと泣きじゃくる叔父の家の女中さんを、「あんたが悪いんじゃないよ」と母が諭す場面が強く印象に残りました
証言映像プロジェクトの作品「その爆音の下で─女子挺身隊の語り」の上映。地方から上京して被災した女子挺身隊員の知られざる実情を、鷹野悦子さんがリアルに語ってくれました
【特別報告】
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【講演】
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【館長挨拶】
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【閉会挨拶】
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東京大空襲を語り継ぐつどい
=東京大空襲・戦災資料センター 開館10周年=
日時: 2012年3月10日(土)
開場: 午後1時
開演: 午後1時30分〜4時45分
会場: カメリアホール
◆喜昌吉が歌う ─沖縄からの願いを込めて─
喜納昌吉さん(歌・三線・ギター)
石岡裕さん(キーボード)
◆挨拶・10周年のつどいを迎えて
実行委員会 高岡岑郷
◆東京大空襲を語り継ぐ
・戦災資料センター10年の歩み
山本唯人(戦災資料センター主任研究員)
・戦災資料センターで学んで
江東区立毛利小学校3年生
福島県西会津中学校3年生(ビデオレター)
世界の子どもの平和像を東京につくる会
相馬朋子さん
・空襲体験を語る
稲葉喜久子さん
・証言映像記録の発表
「その爆音の下で─女子挺身隊の語り」
(出演:鷹野悦子さん)
企画・制作 証言映像プロジェクト
アイファクトリー
◆特別報告:差別なき戦後補償を
東京大空襲訴訟弁護団団長 中山武敏さん
◆講演:1945年3月10日と2011年3月11日をつないで
〜平和と人権を語る
安斎科学・平和事務所長 安斎育郎さん
(立命館大学名誉教授・国際平和ミュージアム名誉館長)
◆挨拶:新たな一歩を
東京大空襲・戦災資料センター館長 早乙女勝元
◆閉会挨拶
東京都教職員組合 執行委員長 児玉洋介
安斎育郎さん・プロフィール(専門:平和学・放射線防護学)
1940年深川生まれ。1944年から5年間は福島県二本松に疎開。その後、平久小、深川三中、両国高校を卒業。東大原子力工学科第1期生。同大医学部助手を経て立命館大学教授。核・被爆者、原水爆禁止、原発、平和・博物館などの分野で国内外で活躍。3.11後、福島原発被災地での実態調査や分析とともに、科学的見方や対策、未来に向けての発言をしている。『語り伝える空襲』『放射能そこが知りたい』など平和・原発関係の著書多数
■主催
東京大空襲を語り継ぐつどい実行委員会
東京大空襲・戦災資料センター
■協賛
東京空襲犠牲者遺族会、東京大空襲訴訟原告団・弁護団
全国空襲被害者連絡協議会
■事務局
東京大空襲・戦災資料センター