母子像東京大空襲・戦災資料センター

【02】10周年記念特別展を開催します

「東方社写真部が記録したアメリカ軍の無差別爆撃」

10周年記念特別展として、2月18日より4月8日までの期間、「東方社写真部が記録したアメリカ軍の無差別爆撃」を開催することになりました。初日には、オープニングイベントも開催します。
※画像をクリックすると、案内チラシのPDFがダウンロードされます。


「東京大空襲・戦災資料センター」開館10周年記念特別展

「東方社写真部が記録したアメリカ軍の無差別爆撃」

会期 2012年2月18日(土)〜4月8日(日)
会場 東京大空襲・戦災資料センター2階会議室
主催 東京大空襲・戦災資料センター
協力 日本放送協会

東方社は陸軍参謀本部の下で1941年に設立され、対外宣伝雑誌『フロント』などを編集・発行していました。東方社の旧事務所と暗室を買い取られた方によって、大切に保存されてきたネガフィルム約1万7000点が、昨年、東京大空襲・戦災資料センターに寄贈されました。戦災資料センターでは研究所内外の研究者により研究会を組織し、科学研究費助成事業「学術研究助成基金助成金(基盤研究(C) )」 を受け、また日本放送協会の協力を得て、共同研究をおこなってきました。

今回の特別展は、67年間にわたって秘蔵されてきた500点以上の東方社撮影空襲写真の全貌を紹介すると共に、主要写真を初公開するものです。これらの写真には日本医科大学、慶応義塾大学、上智大学、雙葉学園、高井戸第四国民学校、根津神社、泉岳寺、京橋・銀座・有楽町・日比谷の繁華街、荻窪陸橋、海軍館、工場、民家など、1944年11月から約半年にわたる東京への空襲の被害、復旧作業の様子、焼け跡での生活ぶりが撮影されています。また、中国の香港・桂林における日本軍占領下でのアメリカ軍の空襲による被害写真も含まれています。また東方社撮影空襲写真と日本写真公社国防写真隊写真との比較・対照もあわせて紹介します。

東方社撮影空襲写真をとおして、アメリカ軍の無差別爆撃の被害の実相をより具体的に知り、その意味を考えていただければ幸いです。


▼オープニング講演会

日時  2012年2月18日(土) 午後1時〜4時(開場 12時)
会場  東京大空襲・戦災資料センター2階会議室
講師  井上祐子(京都外国語大学非常勤講師)
    山辺昌彦(東京大空襲・戦災資料センター主任研究員・学芸員)
    小山亮(明治大学文学部専任助手)
定員  当日先着100名様

開館日  水曜日〜日曜日
開館時間 12時〜午後4時まで
休館日  月曜日・火曜日
     ※3月9・10日は曜日にかかわらず開館します
協力費  一般 300円 中・高校生 200円 小学生以下 無料