母子像東京大空襲・戦災資料センター

【16】恒例の「シンポジウム」を開催します

11月19日(土)、明治大学駿河台校舎研究棟で

シンポジウム案内チラシ東京大空襲・戦災資料センターでは、近年、東京空襲を記録する会から継承した851件の「空襲体験記」や『都内戦災殉難者霊名簿』のデータベース化、証言映像の収録などを進め、その詳しい研究から、東京大空襲時の避難や長期にわたる人々の移動の軌跡などが明らかになってきました。また、こうした研究成果を、大量の情報処理や加工のしやすいデジタルデータ上の地図に描き込み、展示や研究に役立てようとしています。

今回のシンポジウムでは、資料センターが続けてきた2つの研究会「霊名簿研究プロジェクト」と「東京大空襲証言映像プロジェクト」の活動から見えてきた成果を発表し、空襲資料の活用と、戦災デジタルマップ制作の課題について考えます。

※上記画像をクリックすると、シンポジウムのチラシがダウンロードできます。


公益財団法人政治経済研究所付属
東京大空襲・戦災資料センター主催
シンポジウム

空襲資料の活用と戦災デジタルマップの世界
霊名簿・体験記・証言映像を読み/表す

日時:2011年11月19日(土)13:30〜17:10(開場13:15)
会場:明治大学駿河台校舎研究棟4階 第1会議室
最寄り駅:JR・東京メトロ 御茶ノ水駅/
     東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅
     都営新宿線・三田線・東京メトロ半蔵門線 神保町駅
     より、徒歩7分


●問題提起

青木哲夫(東京大空襲・戦災資料センター主任研究員)

●報告

西村 健(墨田区立すみだ郷土文化資料館学芸員)
  「東京大空襲における人的被害の復元的検討
   −「東京空襲被災地図」と証言記録の分析から−」
山本唯人(東京大空襲・戦災資料センター主任研究員)・
石橋星志(明治大学大学院博士後期課程)
  「東京大空襲証言の解読と戦災デジタルマップの制作
   −時空間マップソフトウエア(c-loc)を活用して」

c-locの使用例


●コメンテーター

吉田 裕(一橋大学教授、日本近現代史、(公財)政治経済研究所評議員)
野口 靖(東京工芸大学講師、デジタルメディア制作、現代美術)

シンポ会場地図