母子像東京大空襲・戦災資料センター

【11】3月6日に「東京大空襲を語り継ぐつどい」を
カメリアホールで開催しました

当日の模様を写真を中心に簡単に報告します

3月6日(土)、「東京大空襲を語り継ぐつどい−−戦災資料センター開館8周年=東京大空襲65年、東京空襲を記録する会40年の歴史を刻んで」を亀戸駅前のカメリアホールで開催しました。

当日はあいにくの雨となりましたが、多くのみなさんにご参加いただき、たいへんうれしく思います。定員オーバーで第二会場でご覧いただいたみなさまには、心よりお詫びと御礼を申し上げます。

センター運営に向けた維持会員や維持募金なども多数お申し込みいただき、ありがとうございました。

【会場】

カメリアプラザ会場のカメリアホールのある亀戸駅前のカメリアプラザ
受付エスカレーターを上がった2階が受付
折り鶴戦災資料センターで空襲体験を語ってくださっている橋本代志子さんが、参加者全員に心を込めて折った折り鶴をプレゼント
ロビー会場入口のロビーでは、早乙女館長の著書や戦災資料センターの刊行物をはじめ、東京大空襲に関係する書籍を頒布

【合唱】

東京大空襲を歌う合唱団オープニングは「東京大空襲を歌う合唱団」(指揮:堀喜美代さん/ピアノ:岩崎結さん)による合唱。「いま、この街に生きている君たち」(作詞:高岡岑郷、作曲:安藤由布樹)と「たんぽぽの歌」(作詞・作曲:峯陽)が披露された
高岡岑郷さん「いま、この街に生きている君たち」を作詞した高岡岑郷さんが途中で朗読を担当
細井美穂さんと丹治温子さん司会の細井美穂さんと丹治温子さんから、当日の式次第の説明

【東京大空襲を語り継ぐ】

草野和子さん「戦災孤児の思いを訴え続ける」と題して、孤児となって苦労した体験を初めて公の場で語る草野和子さん
山本唯人研究員戦災センター研究員の山本唯人さんが、この1年間のセンターの活動を紹介
鎌田十六さんビデオ97歳になられた鎌田十六さんを取材してまとめた映像作品「孤児たちの『お母さん』 3月10日、夫・子・母を失って」が初めて公開に
制作スタッフ映像を制作したアイファクトリーの早乙女愛さんが、制作側とセンター側のスタッフを紹介
松渓中のお二人今年の「センターで学ぶ子どもたち」に登場してくれたのは、校外授業としてセンターを訪れた杉並区立松渓中学校1年生のお二人

【休憩】

【お話と朗読】

日色ともゑさん日本橋蛎殻町に住み、祖母と叔母を大空襲で亡くされた俳優の日色ともゑさんによる講演「“あの時”を生きのびた私は…」
朗読する日色さん後半は、花森安治の『戦場』を朗読

【お話】

早乙女館長センターの近況と、運動の若い世代の継承を語った早乙女勝元館長

【挨拶】

児玉洋介さん 都教組執行委員長・児玉洋介さんによる閉会の挨拶


東京大空襲を語り継ぐつどい
=東京大空襲・戦災資料センター 開館8周年=
東京大空襲65年、東京空襲を記録する会40年の
歴史を刻んで

日時: 2010年3月6日(土)
開場: 午後1時/開演:午後1時30分〜4時30分
会場: カメリアホール
    (JR総武線亀戸駅北口下車徒歩2分 カメリアプラザ3階)
参加費:500円
定員: 400名 事前予約制

◆合唱 「いま、この街に生きている君たち」
     (作詞:高岡岑郷、作曲:安藤由布樹)
    「たんぽぽの歌」(作詞・作曲:峯 陽)
      東京大空襲を歌う合唱団(「合唱団 この灯」ほか)

◆東京大空襲を語り継ぐ
[1]3月10日の体験を語る
   「戦災孤児の思いを訴え続ける」……草野和子さん
[2]戦災資料センターのこの一年
[3]センター企画映像第1弾の上映:
  『97歳の証言 一夜に夫・子・母を失う』……出演:鎌田十六さん
[4]センターで学ぶ子どもたち……杉並区立松渓中学校1年生

◆お話と朗読 「“あの時”を生きのびた私は…」
        花森安治『戦場』……日色ともゑさん(俳優)

◆お話 「この日 この時」……館長 早乙女 勝元

日色ともゑさんのプロフィール
東京・日本橋生まれ。生家が3月10日・東京大空襲で全焼。劇団民藝俳優。1966年『アンネの日記』6代目アンネ・フランク役に抜擢される。数々の舞台に出演。テレビはNHK『旅路』『おていちゃん』など。声優、朗読なども。著書『宇野重吉一座 最後の旅日記』(小学館文庫)。

〔主催〕
東京大空襲を語り継ぐつどい実行委員会
〒136-0073 東京都江東区北砂1-5-4
東京大空襲・戦災資料センター内
Tel 03-5857-5631 Fax 03-5683-3326