母子像東京大空襲・戦災資料センター

【08】特別展「忘れてたまるか東京大空襲−−おのざわさんいち空襲画展」を開催します

2月20日〜4月11日、戦災資料センターにて

炎の道路 おのざわさんいちさんは1938年軍隊に入り、中国戦線に送られました。1940年に軍隊を満期除隊した後、軍需工場で働いていましたが、戦争末期には工場勤務の傍ら、防衛召集をうけて防衛部隊員として防空や空襲後の処理などに当たっていました。おのざわさん自身の家も5月の山の手大空襲で焼かれました。

絵本・東京大空襲 戦後は風俗画家・漫画家として活躍され、2000年に82歳で亡くなりました。おのざわさんは戦後25年ぐらいから、空襲の死体処理で見た、子どもと母親の被害の様子を中心に、東京大空襲の絵を描き始めました。おのざわさんの絵の一部は、『絵本 東京大空襲』(早乙女勝元著)に収録されています。また、「忘れてたまるか東京大空襲」と題した空襲画の個展も開催しています。

使者たちの影 今回の特別展では、常設展で展示している絵に加えて、奥様の小野沢とし子さんがお持ちの絵も新たにお借りして、おのざわさんいちさんの空襲画の全貌と、その絵に込められた思いを伝えようとするものです。あわせて、戦争中の軍隊でのことや、空襲の傷跡が残る戦後の東京の街を描いた絵も展示します。関連の写真・ポスターなども展示します。

 東京大空襲から65年目の年にあたり、東京大空襲がどのようなものであったかを、あらためて考える契機にしていただきたいと思います。

▲上の絵:「炎の道路 お母さんがいない!」
▲中の絵:『絵本 東京大空襲』の表紙
▲下の絵:「死者たちの影」

特別展チラシ※この特別展の案内チラシをPDFで用意しました。左の画像をクリックしてダウロードしてください。

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東京大空襲・戦災資料センター2010年 第1回特別展
「忘れてたまるか東京大空襲」
おのざわさんいち空襲画展

2010年 2月20日(土)〜4月11日(日)
12:00〜16:00(休館日:毎週月・火曜日 3月9日(火)は開館)
会場:東京大空襲・戦災資料センター2階会議室・北部分
入館協力費:通常通り
      一般300円 中・高生200円 小学生以下無料

東京大空襲・戦災資料センター
〒136-0073 東京都江東区北砂1丁目5-4
Tel 03-5857-5631 Fax 03-5683-3326
Web http://www.tokyo-sensai.net/


■開会式

  2月20日(土) 14:00〜 特別展会場
  挨拶:早乙女勝元・東京大空襲・戦災資料センター館長
  お話:小野沢とし子さん
     小泉信一さん(朝日新聞記者、『東京下町』の著者)
  ◆映像作品『おのざわさんいちの足跡』初上映

■記念講演

  3月21日(日) 14:00〜 2階会議室・特別展会場
  講師:武居利史さん・府中市美術館学芸員

★開会式・講演とも定員50名 当日先着順 費用は入館協力費のみ


【アクセス】

  1. JR「秋葉原駅」中央改札口を出て左の2番バス乗り場から、都バス《葛西駅行き》(秋26)で35分、「北砂1丁目」下車、徒歩2分
  2. JR「錦糸町駅」南口2番バス乗り場から都バス《門前仲町行き》(東07)、またはJR・東武「亀戸駅」2番バス乗り場から都バス《なぎさニュータウン行き/西葛西駅前行き》(亀29)で、「北砂3丁目」下車、徒歩7分
  3. 東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」3 番バス乗り場から、都バス《葛西駅行き》(秋26)で「北砂1丁目」下車、徒歩2分
  4. 東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄新宿線「住吉駅B1出口」、徒歩15分