母子像東京大空襲・戦災資料センター

【17】7月27日に「第3回無差別爆撃シンポジウム」を開催します

「無差別爆撃」の転回点
−−ドイツ・日本都市空襲の位置づけを問う

 財団法人政治経済研究所付属東京大空襲・戦災資料センターの戦争災害研究室では、2007年から、「無差別爆撃」についてのシンポジウムを開催してきました。そこでは、主にゲルニカ爆撃、重慶爆撃を「無差別爆撃」の源流として、それにいたる過程と、その実相や空襲体験の継承について検討してきました。また、定例の研究会や公開研究会を通じて、東京大空襲の決定過程とアメリカ軍内部の空軍独立論や冷戦とのつながり、現在も終わらない爆撃、加害の連鎖をどう断ち切るかなどについても議論してきました。

 いま「空襲・空爆の歴史」を捉える方法が問われています。「無差別爆撃」の歴史をいくつかの段階に区分して、「無差別爆撃」の連続性と変容過程の双方を捉える見方も提起されています。

 これらを踏まえ、今回は、1930年代のドイツ・日本などによる空襲と、冷戦期という新たな空爆の時代をつなぐ、第2次世界大戦期の連合国によるドイツや日本への爆撃を考えます。ドイツについては、空襲研究の歩みと到達点について。日本については、長年にわたるアメリカ軍資料研究の成果と空襲体験を踏まえて、日本都市爆撃への新たな視角を提起します。また、論文参加をいただき、ドイツでの空襲関連展示や記憶継承のあり方を紹介します。これらを通じ、日本、ヨーロッパ、中国地域における空襲の関連や相違、その実相と体験の継承のあり方を議論し、考えます。

 多くの方に討論に加わっていただき、実りあるシンポジウムにしていければ幸いです。

※案内チラシがダウンロードできます。

シンポジウムチラシsympo-leaf.pdf(192KB)

東京大空襲・戦災資料センター戦争災害研究室主催
明治大学軍縮平和研究所共催

第3回無差別爆撃シンポジウム

「無差別爆撃」の転回点
−−ドイツ・日本都市空襲の位置づけを問う

日時  2009年7月27日(月)14:00〜17:30

参加費 無料

会場  明治大学駿河台校舎研究棟4階第1会議室
    (東京都千代田区神田駿河台1-1)
    (JR総武線・中央線・東京メトロ丸ノ内線
     「御茶ノ水駅」下車徒歩7分
     /東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」下車徒歩7分
     /都営新宿線・三田線・東京メトロ半蔵門線
     「神保町駅」下車徒歩7分)

司会・問題提起 大岡 聡(日本大学法学部准教授)

報告者 中山伊佐男(元麻布高校教諭)
    「日本への住民選別爆撃の実相
     −−米軍資料研究から」

    木戸衛一(大阪大学大学院准教授)
    「ドイツにおける空襲研究をめぐって」

論文参加 柳原伸洋(東京大学大学院博士後期課程・
      日本学術振興会特別研究員)
    「ドイツの空襲展示
     −−統一後ドイツ・ドレスデンを中心に」

コメント 山本唯人(東京大空襲・戦災資料センター研究員)

会場地図


※関連企画

東京大空襲・戦災資料センター 2009年第2回特別展
「東京・ゲルニカ・重慶空襲写真展
 −−空襲記録・研究の新展開」

会期 2009年7月22日(水)〜9月6日(日)