母子像東京大空襲・戦災資料センター

【05】2009年の「第一回特別展」を開催します

『死んでもブレストを』原画展
−−その時、隅田電話局では何が起こったか−−
2009年2月25日(水)〜4月5日(日)

案内チラシ1945年3月10日の東京大空襲で下町は火の海となりましたが、その中に位置していた東京中央電話局の隅田分局も焼失しました。
電話局の交換手たちは空襲下でも、「ブレストは死んでもはずすな」の合言葉で働いていました。
空襲の当夜、隅田分局に宿直でいた41名のうち、28名の交換手を含む31名が亡くなるという大きな犠牲を出しました。
作家の早乙女勝元さんが絵本『死んでもブレストを』(1981年刊)でこの悲劇を書いていますが、遠藤てるよさんが挿絵を描いています。
今回の特別展では、遠藤さんから寄贈された挿絵の原画を展示します。
この絵を見ることを通して、惨劇の状況と、なぜ多数の犠牲者が出たのかを知るとともに、戦争の悲惨さ、平和と命の尊さを改めて考えていただきたいと思います。


場所: 東京大空襲・戦災資料センター
日時: 2009年 2月25日(水)〜4月5日(日)
    12:00〜16:00(月・火曜 休館)
協力費:一般300円・中学生200円・小学生以下無料


絵本表紙遠藤 てるよ 画

東京に生まれる。児童出版美術家連盟、童画ぐるーぷ「車」所属。1961年 小学館絵画賞、78年 講談社出版文化賞絵本部門賞受賞。主な作品に『ベトナムのダーちゃん』『ハナとひげじい』『ピューンの花』『黒いちょう』『ミドリがひろったふしぎなかさ』『おりがみじゃぶじゃぶ』などがある。

『死んでもブレストを』早乙女勝元 作(図書センター 刊)



朗読会「死んでもブレストを」

出演:北原久仁香 朗読わーく「言の葉を愛でる」
4月4日(土) 14:00〜(開場 13:30)
定員 50名(当日先着順)


東京大空襲・戦災資料センター

東京都江東区北砂1丁目5-4
〒136-0073
TEL 03-5857-5631
FAX 03-5683-3326
http://www.tokyo-sensai.net/

【アクセス】
東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄新宿線
 「住吉駅B1」出口から 徒歩15分
JR「秋葉原駅」中央改札口出て左の2番バス乗り場から
 都バス《葛西駅行き》(秋26)で35分
 「北砂1丁目」下車 徒歩2分