【31】「無差別爆撃国際シンポジウム」のチラシの最新版です
世界の被災都市は空襲をどう伝えてきたのか
10月11日(土)、江戸東京博物館1階ホールにて
東京大空襲・戦災資料センター戦争災害研究室主催
無差別爆撃国際シンポジウム
世界の被災都市は空襲をどう伝えてきたのか
−−ゲルニカ・重慶・東京の博物館における
展示/記憶継承活動の現在
◆日時 2008年10月11日(土) 14:00〜18:30
◆会場 江戸東京博物館1階ホール
(JR総武線 両国駅西口下車徒歩3分/
都営大江戸線 両国駅A4出口徒歩1分/
東京都墨田区横網1-4-1)
◆参加費 無料
開会挨拶 早乙女勝元(東京大空襲・戦災資料センター館長)
司会・問題提起 吉田裕(戦争災害研究室室長)
報告者
イラッチェ・モモイショ(ゲルニカ平和博物館館長)
「ゲルニカ 恐怖の体験」
李金栄(重慶市・三峡博物館副研究員)
「重慶大爆撃を証明する−−口述史料から見る
中国侵略日本軍の都市爆撃・住民虐殺の戦争犯罪」
山辺昌彦(東京大空襲・戦災資料センター主任研究員)
「日本の『平和のための博物館』における
空襲研究と展示の歴史と現状」
論文参加
アンドリュー・リグビー
(コベントリー大学・平和・和解研究センター)
「戦争を後世に伝える−−ヨーロッパの2つの街
コベントリーとドレスデンの体験談」
コメンテーター 前田哲男(沖縄大学客員教授)
※報告は日本語・英語・中国語訳のテキストあり 討論は通訳があります
※当日参加も可能ですが、できるだけ電話またはFAXで事前にお申込ください
20世紀の2つの世界大戦を通じて登場した「無差別爆撃」の手法は、冷戦時代、そして「対テロ戦争」の時代を通して、一般市民に被害を出し続けてきました。それでは、空襲で大きな被害を受けた世界の被災都市では、空襲被害の実態をどのように検証し、伝えてきたのでしょうか。今年は20世紀の戦争でとりわけ大きな被害を出した、スペインのゲルニカ、中国の重慶、東京という3都市の博物館で、空襲の展示・研究に携わってきた専門家がはじめて一同に集い、無差別爆撃に関する展示/記憶継承活動の現在について発表・討論をおこないます。「平和・和解」研究の進むヨーロッパからは、イギリス・ドイツ間での和解の取り組みについての論文も得て、いまだに未解決な戦後補償の問題、加害・被害を越えた歴史認識の共有の可能性について討論します。
空襲・戦争の問題に関心を持つすべての方がたのご来場をお待ちしています。
東京大空襲・戦災資料センター
〒136-0073 東京都江東区北砂1丁目5-4
Tel 03-5857-5631 Fax 03-5683-3326
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