母子像東京大空襲・戦災資料センター

【29】「無差別爆撃国際シンポジウム」を開催します

10月11日(土)、江戸東京博物館1階ホールにて
ゲルニカ・中国の博物館関係者を招いて

東京大空襲・戦災資料センター戦争災害研究室主催

無差別爆撃国際シンポジウム


日時 2008年10月11日(土) 14:00〜18:30
会場 江戸東京博物館1階ホール
   (JR総武線 両国駅西口下車徒歩3分/
    都営大江戸線 両国駅A4出口徒歩1分/
    東京都墨田区横網1-4-1)
参加費 無料

テーマ 平和のための博物館における空爆被害の研究と
    展示についての国際比較
開会挨拶 早乙女勝元(東京大空襲・戦災資料センター館長)
司会・問題提起 吉田裕(戦争災害研究室室長)
報告者
 日本空襲:山辺昌彦(東京大空襲・戦災資料センター主任研究員)
 ゲルニカ:イラッチェ・モモイショ(ゲルニカ博物館館長)
 中国:李金栄(重慶市・三峡博物館副研究員)
使用言語 日本語・英語・中国語 ※討論は通訳があります

▼案内チラシのダウンロード
このページと同内容の案内チラシ(印刷用)がダウンロードできます(144KB:PDFファイル)

 昨年、世界の無差別爆撃の歴史についての第1回シンポジウムを開催し、その源流であるゲルニカや中国都市爆撃について検討しました。2008年はそれを発展させ、第2回目として、平和博物館での空爆被害についての研究や展示の国際比較を課題に開きます。スペインのゲルニカ博物館や中国重慶市の三峡博物館など、世界平和博物館関係者にも参加していただいて、下記のような内容を予定しています。これは、10月6日〜10日にかけて京都の立命館大学国際平和ミュージアムを中心に開催される第6回国際平和博物館会議に連動した企画です。
 各国での平和博物館や歴史博物館における、自国の空襲被害と自国の軍隊がもたらした空襲被害についての研究の現状と課題、また、博物館における展示などで、空襲被害をどう伝えようとしているのかの現状と課題について、交流し、議論をしたいと考えています。具体的には、日本では日本やその植民地・占領地への連合国の空爆、日本軍の重慶や南京などへの爆撃を、スペインではゲルニカ爆撃やリーフ戦争での爆撃を、中国では、日本軍の重慶や南京などへの爆撃と、アメリカ空軍・中国空軍による成都からの日本・台湾・「満州」・上海・南京・漢口への爆撃を、それぞれ対象にしたいと思います。これらの空爆の歴史上の位置づけや、爆撃や被害の実態とともに、空襲法規案などの国際法との関連、被害者への補償問題、戦後の和解問題についても可能なら議論したいと考えています。

東京大空襲・戦災資料センター
〒136-0073 東京都江東区北砂1丁目5-4
Tel 03-5857-5631 Fax 03-5683-3326
http://www.tokyo-sensai.net/