母子像東京大空襲・戦災資料センター

【13】報告書『東方社と日本写真公社の防空・空襲被害写真』

東方社・日本写真公社が撮影した、
防空・空襲被害写真の新たな研究成果を
刊行しました

報告書『東方社と日本写真公社の防空・空襲被害写真』表紙 昨年度に続き、共同研究「戦争末期の国策報道写真資料の歴史学的研究──国防写真隊と東方社を中心に」(科学研究費助成事業「学術研究助成基金助成金(基盤研究(C)」)の第2年度目の報告書『東方社と日本写真公社の防空・空襲被害写真』を刊行しました。

 今回は「東方社写真部撮影防空関係写真」「東方社写真部撮影空襲・戦災被害写真の追加」「日本写真公社撮影防空と空襲被害写真リスト」「日本写真公社撮影の空襲写真」、「東久邇宮稔彦の東京空襲体験と視察」「『東久邇宮日誌』と公刊日記における空襲叙述比較」を収録しました。

 「東方社写真部撮影防空関係写真」では、防空訓練、防空監視哨、学童疎開関係の写真を紹介していますが、ビル街での防空訓練、監視哨での監視の様子、私立国民学校の集団疎開での生活記録などの珍しい写真もあります。

「東方社写真部撮影空襲・戦災被害写真の追加」は2012年度の研究により、新たに空襲などの戦争の被害を撮ったものと確定できた写真を収録しました。

 「日本写真公社撮影防空と空襲被害写真リスト」は日本交通公社旧蔵、国立公文書館蔵の日本写真公社(その前身の写真協会を含む)撮影の写真のうち、防空関係と空襲後の被害や生活再建の様子を撮影した写真のリストです。

 「日本写真公社撮影の空襲写真」は前回の報告書以降に新に移管された写真を紹介するものです。

 「東久邇宮稔彦の東京空襲体験と視察」と「『東久邇宮日誌』と公刊日記における空襲叙述比較」は、東方社撮影の写真の中に空襲被害を視察している東久邇宮稔彦の写真が含まれていた関係から掲載したもので、東久邇の空襲体験・視察に関する『日誌』の記事を紹介する論考と、『日誌』と公刊日記との東京空襲記述の異同を考察した論考です。

 報告書をご活用いただける方には、東京大空襲・戦災資料センターにおいて無料で配布しています。送付をご希望の方は、送付先の郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記して、80円分の切手同封の上、東京大空襲・戦災資料センターまでお申し込み下さい。