母子像東京大空襲・戦災資料センター

【15】八木健一さん・ゆみ子さんのCDが完成

ハープとシンセサイザーによる『祈り・光へ』
昨年の「つどい」で演奏された2曲を

昨年3月10日にカメリアホールで開催した「東京大空襲を語り継ぐつどい」。そのオープニングを飾ったのが、八木健一さんとゆみ子さんによるハープとシンセサイザーの演奏でした。演奏された「寒い夜に」と「祈り・光へ(鎮魂)」は、どちらもゆみ子さんがこのために新たに作曲されたものです。
八木さんの父・康二さんは5歳の弟を背負って火の中を逃げまどった空襲体験者で、毎年3月10日に戦災資料センターに来館されていました。一昨年の3月10日にもセンターを訪れましたが、その10日後に亡くなられたそうです。この2曲には、空襲体験をほとんど語ることのなかったという、お父さまへの思いが込められています。

CD購入のお申し込みは、戦災資料センターまで。1枚:1000円(送料:100円)。切手を同封して郵便でお申し込みください。FAXでも受け付けます。

[ライナーノートより]
昨年三月十日に開催された「東京大空襲を語り継ぐつどい」のオープニングで演奏しました「寒い夜に」と「祈り・光へ」の二曲を収録したのが、このCDです。「理不尽な思いで亡くなられた霊達に向けて、その魂が許し癒され全てを受け入れて、帰天して欲しい」との願いを込めて、妻のゆみ子が作曲したものです。このつどいの一年前に亡くなった私の父・康二も、東京大空襲を深川区で罹災し、家族四名を失いました。毎年三月十日には必ずセンターを訪れていた父への想いもこめて演奏いたしました。
一夜にして焼け野原になった東京下町に、最初に花を咲かせた植物がタンポポであったという話を聞き、CDのジャケットにはこの花を選びました。野に咲く花の力強い生命力に、不思議を感じています。
                   八木健一
                     ゆみ子