戦災資料センターニュースNo.24 より転載

―若い世代―
◆僕はビデオを見て、こう思いました。「ひがいは、大きかったんだなー」「すごいかんじだったなー」「こわそうだったな」。ぼくは、夏休みの宿題のさん考にするためにここに来たのですが、こんなすごいセンターだとは思いませんでした。ぼくが、一番心にのこったのは、しょう死体です。なぜなら、あんなこわい物を今までに見たことが一度もなかったからです。また、ここに来たいと思いました。[小学3年 S.I]
◆戦争をたいけんしていないのにすごくこわかったので本当に戦争をたいけんした人はもっとこわい思いをしたのだと思いました。[小学6年 K]
◆わたしのまちもとうきょうだったから、またせんそうをしたら、こわい。また人がこげているのをみたくないので、せんそうをするのがこわい。わたしのおにいちゃんが10さいなので、18さいになったらせんそうにいっちゃうのでもうせんそうはしてほしくありません。[N.N、A.N、R.N]
◆8月に大学の友人と広島に行ってから東京の戦争資料館をめぐり歩くようになりました。東京でも大勢の方が犠牲になったというのに、その悲しい記録を伝える場所がここにしかないということにさみしさを感じます。僕は平和な時代に生れたと思ってきました。しかし、平和と断言できるものではなくなりつつあります。そんななかで、僕一人にできることがあまりにちっぽけなことであることに気がついたりして、くやしくて涙が出てきます。もし、平和を理想だけではない、現実のものにしようと考える人がいるのでしたら、共に力を合わせましょう。[早稲田大学 K.I]

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